政治的判断により伊丹達の警護を中止せざるを得なくなった自衛隊特殊作戦群。 姿を現した“敵”は大国3カ国の工作員だった。 その前に立ちはだかるのはハルバートを構えたロゥリィ。 人ならざる戦闘力を誇るロゥリィは、三陣営を相手に大立ち回りを見せる。 各陣営もお互いに撃ち合う乱戦となり、結果は全滅。このまま留まるわけにもいかず、伊丹達一行は慌てて身支度を済ませ、使えそうな武器を集めて現場を離脱した。 帝国との講和を進めたい日本と、特地の権益を狙う諸外国とのせめぎ合いが始まっていた──。